色は匂へど。

KAT-TUNと亀梨和也と

たったひとつの恋(最終話)

  

「ハタチの頃の恋をどのように育んでいったか」(byかめ)

それは、これから。ずっと弘人と菜緒は「僕たちの心の中にいる」から。

10回、というすごく短い期の間でよくぞここまで綺麗にまとめてくれました、ありがとう。最高のドラマです、繰り返し見ると、今までの二人がぶわーーーって蘇ってきて、泣けます。

一回見て「ん?」って思った方には繰り返しみることをオススメします。笑

つながります、いろーんなものが繋がるのがよくわかります。

見るたび、染みます。

最初のころのCM、男三人が菜緒とユウコのもとへ走っていく、あの光景。

ああ、これからもあんな光景が繰り広げられていくんだろうな、って思ったらすごく温かい気持ちになりました。

最後の感想、いつもより入り込んじゃってます。

※ところどころ、リアルタイム感想です。つまり菜緒の手紙の内容とかわかってないためそういう突っ込みしてます。(一回目でメモっていたため)

  ***

「おまえホントにずりいな」

「会いに来たりすんなよ、最後の最後に、そうやって人の気持ちもう一回心かき回すようなことすんなよ」

「大丈夫、菜緒だったらどこにいっても幸せになれるよ、大丈夫、頑張れよ」

大丈夫大丈夫、ってこっちはあなたが心配なのよ、あなたが大丈夫かどうかが気になるのよ、って思ってたら菜緒がそのまま言葉にしてくれた(シンクロ)

「弘人は?弘人は大丈夫なの?」

「俺は……俺は、別になんもかわんないよ」

「よその男の心配してどうすんの、」

心配なんて、されたくないよね。

『だってもう菜緒は結婚するから』『だって菜緒は弘人じゃなくて、別の人を選んだから』。

よその男、って。弘人~あんたはなんちゅう子なんだ。涙

なんでそんなに壁を作るんだ。なんで最後の最後にもっともっと遠くしようとするんだ。

「ごめんとかいうなよ?、ごめんは、言うなよ」

今の弘人にとって“ごめん”は一番キツイ言葉なんだ。

菜緒のことがまだ好きで、菜緒の気持ちはもう離れてしまっていると思っている弘人にはキツイ言葉。

「菜緒? 俺別に楽しくねえよ、必死こいて自分作ってんだ。だからかっこ悪くなるまえにさ…、行けよ」

必死こいて自分作ってたんだね。もう、自分の心に蓋をしてしまっている。

「行けないけど、行くね」

そう言って、去ろうとする菜緒。数歩歩いて、後ろを振り返ると、もうそこに弘人の姿は、ない。

別れ際まで、別れ際だからこそ?もがかなかった。大人しく身を潜めた。だけど…心のなかでは誰よりももがいていたのかもしれない。

食事会で、あんまり乗り気に見えない菜緒のお兄ちゃん。

このお兄ちゃん、弘人のような人、好みそうだな、好みそうなのになっ、てなぜかここで感じました。

職場の飲み会にも行かず、残業しちゃう弘人。最後まで弘人、を出しますね。儚さが胸に染みる。最後まで心配が残る、弘人が、心配。

もう抱きしめてくれる人が居ないんだもん。こんな切なさを漂わせる弘人を。

「なんでそんなに頑張るんだ」

「お前の嬉しそうな顔は、人のことばっかり」

「もっと自分のことで、楽しめ。自分のタメの人生生きろ」

「なんかよくわかんないんすよね、自分のタメって。今までそういうふうに生きてこなかったんで」

ずっと思ってたことをおじさんが言ってくれたよ。弘人は、悲しむ人を見てきた。苦しむ人を見てきた。

大切なものを抱きしめて自分のことは二の次で。ずっとそう、一話からそれは感じさせてた。でもだからこそ心配なんだよ。涙

斉藤さんの方言が良かった。カッコイイ男だなあ。

「僕はあなたのこと本当に好きになったんです」

「あんまりに真っ直ぐだったんで、あたしはいつかの自分を見てるような気がして」

いつかの自分、三年前、真っ直ぐすぎて弘人が一番だったころ。

やっぱり、菜緒にはもう過去のことで。ものすごく好きだったとしても、恋人同士、という関係が終わってしまえばそれは過去のことになってしまう。

でもそれは“好きじゃない”ってそこには直接繋がらない。

だからややこしい。時間の流れは、本当にやっかいだよ。

結婚取りやめ→北海道へ

“結婚”という予定は、弘人とよりを戻す、隔てとなっていたものではなかった。

二人は別れ、もう恋人同士ではない、今。

三年が経っている。年月の流れは深めるものもあれば、薄れるものもある。

でも人の気持ちなんて、深まる、薄まる、なんてそんな簡単なことじゃなくって、日々生活して常に“今”が一番だから、状況もなにもかも変わって、みんなそれぞれ成長している、だから、掴めないことの方がおおいよ。

言葉で綺麗に片付けられるものでもない。

だから、菜緒の気持ちがわからない。理解できない、んじゃなくて掴めない(これが言いたかったらしい)

お金をせびった後からあった弘人のお母さんの罪悪感。菜緒のお母さんが言うように悪い人じゃない!温かくなってきた、人間同士の繋がりってこういうものだよ。この場合菜緒のお母さんが本当に良い人でよかった。

超えられるんじゃないかな。超えた設定なのかな??笑

みんなで騒いでる間も、菜緒のことばっか気にしちゃって、菜緒のことばっか見ちゃって、菜緒も同じく(!)、だなんて、あーもう歯がゆい!

「でもわかんないもんだな、人生。まさかこういう展開になると思ってなかたよ」

「覚えてる?みんなで昔祭りに始めて行った時さ、菜緒ちゃんがあのオレンジの欲しい~とか言ってさ、弘人戻ったべ??」

「んなことあったけ?」

「あったじゃんかあ!」

「全然覚えてないんだけど」

「…なんで?なんでそんな大事なこと、忘れられるんだろう」

「あのとき、私たち始めて手繋いだんだよ?」 

「そうだっけ、つかさ手繋いだ、って中学生じゃねえんだからさ」

「信じられない!!私の思い出返してよ!大事にしてたんだから!」

「なにそれ、なにその言い方。だって勝手に結婚していくのそっちだろ」

「やめたって結婚しようとしてたじゃんかよ。で、やめて?とっとと北海道行くのそっちじゃんか」

「とっとと、ってなによ!北海道行くのやめて欲しいなら、やめて欲しいって言えばいいじゃない!行くな、とか言わないの??」

「………行けば?べつにやめてほしいなんてこれぽっちも思ってねえし。だって養護学校の先生になんのおまえの夢だったんでしょ?じゃあ頑張ればいいじゃん」

「ふーん、自分の気持ちはないんだね、弘人っていっつもそうだよ!壁作って人入れないようなとこあるんだよ!人の陣地に入ってこなくて、自分の陣地にも人入れないんだよ!

弘人は、ちゃんと人を好きになることなんてできないんだよ!!!!」

弘人はちゃんと人を好きになることなんてできないんだよ

弘人は愛してたじゃない、あんなに菜緒のこと愛してくれてたじゃない。

「必死こいて自分を作ってる」って言ったじゃないか。涙

言ったばっかじゃないかーーー!!涙

…ってそんなことわかってるよね。菜緒もわかってるよね。

菜緒はきっと、もっと決定的なものを求めているんだ。

「だって勝手に結婚していくのそっちだろ」

「だって養護学校の先生になんのおまえの夢だったんでしょ?じゃあ頑張ればいいじゃん」

不本意な言葉発したあとの、『だって』

……弘人が可愛い。必死の理由付け??

だって勝手に結婚するのそっちじゃんか、

だって先生になんの夢だったんでしょ、だから…。

「とっとと」「勝手に」これ、前も聞いたよ。可愛いな、拗ねてる子供みたいだ。

すごいキツイ発言もあったのに、なんか可愛かったな。いや、かなり。

だって痴話喧嘩。愛し合うもの同士がたわむれてるんだよ。このときもお互い好きなんだもんね。(今ようやく菜緒の気持ちがわかってきた)

やばい、ここは違うものを出したかったのかわからんが、なぜか嬉しい私。

な~んか、二人とも子供なんだもん。いいんだよ、人間そんなもんだよね。人間味あって好きだ。

“北海道やめてほしいなら、やめて欲しいって言えばいいじゃない”

やめて欲しい、って言ってほしいんだね。二人とも、素直じゃないなあ。

弘人も傷ついた顔してたけど、菜緒も同じような顔を浮かべていた。

菜緒は、待ってるんだ。

でも弘人は素直になれない。(だって一回結婚する、って決めたじゃんか、三年前、イガイガ振らなかったじゃんか。)

(なんで、なんでだよ)ってそんな思いでいっぱいなのかもしれない。

「三年も振らなかったのそっちだろ、っつーの」

やっぱり、弘人はわからない、わかってない。まだ、気持ちは届いてない。

あんな風に、菜緒が言うのを聞いて、(なんでそんなこと)って思うんだ。

私…この二人が好きだ!菜緒と弘人が好きだーーーーーーー!!!!!

「本当はこわいんだろ?この前菜緒ちゃんも言ってたけど、自分で壁作って、傷つかないようにするとこあるもんなあ!」

「…つーかまじうぜえんだけど、」

「もういいよ、もう行くわ!!」

アユタも心配してるのわかるよ、けどそんな四法八方からグサグサと突きつけなくても。これは平岡君の演技がよかったからか、結構ムカっとする言い方をしてくれました。泣き笑い

「いいの、もってかなくて。あなたの大事なもの」

「持ってけないよ、おおきすぎて」

大事なもの=弘人?これ、最初に聞いたときはなんだそれーーー!!って思ったけど、二回見て納得できた。ユウコは気持ちわかってるんだねー、菜緒の親友だもんね。

そして、菜緒にはあの言葉だけだったけど、やっぱり最後の最後までおせっかいする三人衆。というかユウコ。

また弘人に嘘つくように、ユウコにきつーく言われる甲。笑

変わってない。

「すぐ、すぐ来てくれ!嫁さんが…このままじゃ死んじゃう!」

「マジ、じゃ、俺すぐ行くからさ!!!!」

まぁーーーた

騙されてるよ!

二回目、これ二 回 目 !!!!(指差し)笑

変わってないね。人のことになるとすーぐ駆けつけるんだよね、走るんだよね。

弘人 ここから弘人が 明かりを振ってくれてたのかな

もしかしたら 三年目もみてくれてたかな

入院してて 振れませんでした

そのことを伝える術もありませんでした

でも、もう一年待ったの

四年目 私、振ってみたんだ

そしたら応答はありませんでした

私はどこかで ずっと弘人が私を見ててくれるような気がしてた

そんなわけないのにね

でも、だからショックでした

勝手なことばっかり言ってるね

人に頼ってばっかりで、

こんな根性のない自分とさよならするためにここはひとつ、一人で頑張ってみようと思います

北海道、行きます

弘人も頑張ってね

もう会えないのかもしれないけど

私 あなたのこと忘れません

ねえ 弘人? 私 あなたが 大好きでした

そして 今も やっぱり好きです

でも 大丈夫 あなたと過ごした時間が、いくつかの思い出は私の宝物です

弱虫で、泣き虫で どうしようもない私のたったひとつのよりどころです

ねえ 私は 本当に本当に 心の底から あなたを愛してたんだよ

いつまでも話してたいけど、さよなら

時々 心のなかで あのオレンジの明かりを振ります

あなたには、弘人には分かるような気がして振ってしまいそう

そしたら、

もし感じたら 振り返してね

菜緒、ごめんね、わかんなかったよ、ごめんね!

『だからショックでした』

菜緒だって、待ってたんだね、弘人と同じ気持ちでイガイガ振ったんだね。

「三年」の約束だけど、四年目、明かりが見えなかったとき、弘人と同じような思いに襲われたのかな。

『あなたと過ごした時間が、いくつかの思い出は私の宝物です』

すごく大事だったんだよね、だからイガイガのこと忘れてる、って言う弘人にカッとなっちゃったんだね。

自分のこと「人に頼ってばっかで」「弱虫で、泣き虫」っていう菜緒が大好きです。

三年前、船の上で「ごめん、中学生みたい」って泣く菜緒も大好きでした。

手紙を読んで、

走る走る、全力で走る!!これでもかって走る!!どこまでも走る!!

手紙全部読んで走ったのか、「四年目振ってみたんだ」、ここで走ったのか、それとも「今もやっぱり好きです」、ここで走ったのか。わからないけど、とにかく全速力で走る!!

「バス待ってーそこのバス!!待って!!!!」

「菜緒!!!!」

「バス!バス!」

可愛い!「待って!」って、バスに向かって待って、って!

前と同じように高音ボイズだよ!も~泣いてたのに、笑っちゃったじゃないか。でも…やだ、もう泣ける、泣ける。

「どうした?弘人」

「どうしたじゃねえよ、勝手にいくなよ、あんな手紙残してさ、勝手にいくなよ」

「つか言えよ、入院してて振れなかったてさ、ちゃんと言えよ」

“勝手にいくなよ、勝手にそういうことすんなよ”やっぱ変わってないじゃない。

三年前も、勝手な菜緒に振り回されていた。それを必死に追いかけていた。

三年前、横断歩道での「待って!勝手にとっとと行くなって」。

いつもより、素直になって、珍しく、大声あげて、そのあとさらに絆深めていたよね。

「頑張れねえかな?

今から俺たち頑張れねえかな?

前は無理だったけどさ、今だったらその壁っつーか一緒に超えられねえかな」

「頑張る、乗り越える!!二人で頑張る、もう一回頑張る!!」

「でも、養護学校の先生はちゃんと頑張るんだからな」

「うん」

「でも俺たち付き合うかんな」

「うん!遠距離恋愛、ってやつ?」

「ふふ、でも、いつも一緒だかんな」

「うん!」

「それで、それで、一緒になるかんな」

「うん!!」

「うん、って、ふふ、返事早いよ、いちお、プロポーズなんだからさ」

「いいよ、了解!!!」

「ふふ、了解」

「あ!スーツケース!スーツケース忘れた!」

「ふふ、ばか」

また走る!

「スーツケースーー!」

「バス!」

「スーツケースー!」

甲も走る!アユタも走る!ユウコも走る!5人で走る!

みーーんな、笑顔!!!

僕は、君と居ると 探し物ばかりしているんだ

  ***

みんなの笑顔が、眩しい。この笑顔が見れて本当によかったよ。

弘人がすっごい嬉しそうな顔してるの。菜緒もすっごい幸せそう。

弘人ーーーーーー菜緒ーーーーーーーー!!

おーめーでーとーーーーーーーー!!!!!

嬉しい、嬉しいよ!!!!涙

良かったね、弘人、良かったね、菜緒!!!!

もう、拍手喝采ですよ!こんなに嬉しいことってあるかな。こんなに二人の幸せ望んで祝福して、こんなにも嬉しいだなんて!

「超えられねえかな?」

超えられる!超えられるよ!

ねえ 僕は君を 一生愛していけるような気がしたんだ

ねえ 私は 本当に本当に 心の底から あなたを愛してたんだよ

痛いほどに伝わってきた。二人の気持ちが胸に染みて、痛い。

今までの二人とか、そういうもの背景に、すべてから伝わってくるんだもん。

「前は無理だったけど」、今なら!!

だって、ずっと気持ちは生きていた。

菜緒だって、ずっと好きだった。

決定的なものを望んでいた。

「ちゃんと言えよ、入院してて振れなかったってさ」

弘人は菜緒の気持ちがわからなかった。

けど、あの手紙で、わかった。

繋がったーーーーー!また会えた!この二人だから!

三年という年月は、時間の流れは、時に厳しいけど、時に親切。

両極端の面を、持っている。

二人には、両方降りかかったのかもしれない。

でも根底にある一番大事な気持ちは味方された。

好きという気持ちを持ちながら、選んでしまった選ばざる終えなかったあの別れ。

 

  君を連れて逃げる、なんてこともできたのかもしれない  

  でも、…できなかった  

  しょせん、ハタチだった

  僕たちは、優しすぎて、幼すぎて

  どうしようもなく、ハタチだった

しょせんハタチだった頃から三年。まだまだ優しすぎるし、幼すぎるし、なにも変わってない。

だけど、少しだけ、変わったから、だからこの選択ができた。

ほんの少し大人になったのかな。でも、いろーんなことがあったからだと思うよ。

今までいろんなものを乗り越えてきた。新たなスタート、だけどずっと生きていたから、今までの思いや出来事を背負ってるから、だからこそこうやってまた結ばれたんじゃないかな。

階段で出会った、最悪の出会いをしたあの日から、今までね。

みんなもハッピーで、私もハッピーです。

…そして、亀ちゃん、聖、はるかちゃん、平岡君、えりかちゃん、本当にお疲れ様。

北川さんも西Pも監督もみなさん、お疲れ様、そしてありがとう。

こんな素敵なドラマをありがとう。

映像から音楽、演出、なにからなにまで好きだった。

「いろんな人が全力を出して、こんなに素敵な作品が出来上がってるって思うとすごいなあ、って」みたいなこと(あやふや)を亀ちゃんが言っていましたが、激しく頷けます。

このドラマに関わったすべての人が出せる力、全部つぎ込まれた、作品。

そう考えるとすごいなあ、って。感謝感謝だなあ、って。

「作品は一生」

作品は、形として残るものだから。そういう思いで亀ちゃんが望んだ、弘人。

最高でした。そういう気持ち全部受けてみて、最高だって思いました。

1話から10話まで、抜け目なく、詰まった弘人。どこをとっても素晴らしくて、どこを見ても、その演技はパーフェクトだった。

勇也、ユウキ、と演じ、立て続けで休む暇なく演じることとなった、弘人。

研究する暇もなかったろうに、でも時間のないなか、一話から見事に演じた亀ちゃんを尊敬します。

見るたび新たな亀梨和也を発見できた。

このドラマを経て演技するものとしてさらに成長を遂げたね。

絶え間なく拍手を送りたいです。

風邪が心配。どのくらい休めるかわからないけど、少しの休みでも、プライベートで楽しんで癒されてね。

ユウキみたく、最後は

ありがとーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!

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