色は匂へど。

KAT-TUNと亀梨和也と

6th album CHAIN 感想



「CHAIN」レビュー。というか感想です。

1~17+1まで順番に聞くのを13回続け、その後良い曲リピに走りました。

素晴らしいアルバムでした。まあまあ正直な感想を書いてます… 長いです。






1.儚い指先  ←新曲の中ではダントツの良曲。まさかの田口と意見が合うらしい
2.あの日のように  ←亀ちゃんが推していた一曲
2.ONE DAY  
4.ずっと  ←何故ここに? 自分でもびっくり
5.LOCK ON 
6.CHAIN(OF LOVE)  ←隠すにはもったいない




シングル曲抜かした再生回数の多い順^^ ってことでシングル抜きで考えればこの通り好きな順って感じかな 今のところ。(←重要) 


1年8ヶ月ぶりのニューアルバム。今までで一番間空いたね。長かったなあ。

好みの差はあると思うけれど、正直普段聞く系統から考えれば好みがほとんどない私でもすごく良いアルバムだと思った。前回のNMPより遥かに。例えばNMPが★10中、★5だとしたらこのアルバムは★9.5だな、個人的に。所謂聞き込み系で、時が経っても聞き返したくなる曲が多い。聞く度発見があるのは本当に面白い。あとボリュームがとにかく凄い。(クイーンで11+4曲、NMPが13+1曲)

でも13回連続で聞いたらさすがに別の聴きたくなって、お決まりのSILENCEとREMEMBERを挟んで聞いてしまった。笑 ていうかREMEMBERてA面にするか迷ったくらいなんだから、シングル用にあとに残しておいたりすることはできなかったのかしら。今回のライブでREMEMBERは……もちろん歌わないか\(^O^)/




…閉話休題。えーと感想に戻ります。

ファンからするとシングルはもう既に何回も聞いてるから、アルバム発売!ってなると、どうしても無意識に(?)新曲ピックアップになっちゃう気がするんだ。
でも実際はそこにはちゃんとシングルの存在があって、1曲目からシングルも飛ばさずじぃっくり聞くと、繰り返しになるけど、バランスは良いと思います。ただ、さすがにアルティメやチェンユア系がもしなかったとしたらあと一つくらいロック(×SE系)をいれてきたかな…? と、そのへんが気になるところ。

でも、あーこれがKAT-TUNが今アルバムにいれてきたい曲なのね!って思うとなんか感慨深い。「今KAT-TUNが伝えたい曲たち」って思うとすべてが愛しい。このアルバムに入っている一曲一曲もCHAINで繋がっているというか。クサいですねすみません。でも本気でそう思った。そういう意味で5人も繋がっているんだって思ったしものすごく大事に作ったアルバムなのかなって。

確かにシングル除けば一発で聞いてガツンとこれがKAT-TUNだ!とわかるような曲はないかもしれない。でももちろん皆それはわかっていて、あえて選んだこの曲たち。

それに、分かりやすいナンバーを抑えても、その分「聴かせる」ことのできる歌唱力もあるし、ハーモニーが美しいし、それだけでもガツンとくる一曲に負けない何か、があると思った。

新曲は全体的には大人っぽい曲が多く、且つ片思いや失恋系が多い。笑 
5人全員がアラサーという大人になった今のKAT-TUNだからこそ歌える歌ばかり。色気たっぷり。

・・・とまあ、前置きが長くなりました。ということで以下はシンプルな一言感想です。



 **



01 LOCK ON
stylishなダンスナンバー。今どき珍しい肉食系の歌詞が良い。

02 ONE DAY

これ最初聞いたとき、まずイントロで(あーまたエレクトロか…)と思い、全部聴き終えても(イマイチー…)って思ってたのに、まさかのナンバー2。笑 そんなことって起こり得るのか。
とにかくサビが癖になる。疾走感も良し。

「この世界でめぐりあえて良かった」おいおいこういう系連発すると片方が薄れるじゃないか!って最初思ったけど、これはこれですごく良かった。全体的な歌詞としてはちょっと途切れ途切れというか、まとまりは感じないけど、面白いメロディに乗って軽やかに歌ってるから気にならない気にしない!


03 BIRTH
乾いたロックナンバー。ここでくるよね、やっぱ。本作では珍しくバンド音重視。


04 ULTIMATE WHEELS
シングル2曲続けるのであれば次にくるのはこれしかないという超・優等生な一曲。誰もが一目置く委員長。完璧すぎて言葉がでない。シングルでありながら何度聞いても色褪せない。そしていつ聞いてもこのストリングスに惚れ惚れします。


05 FINALE
イントロ聞いたときは田口のソロ曲だとは思わなかったというまさかのダンスナンバー。これコンサートで聞いたら2倍はかっこいいんだろうなー ていうかコーラスNAOさんとかびっくり。


06 STEP BY STEP
いろんな意味で中丸らしさがつまった一曲。ところどころ挟まれる英単語が面白い。中丸くんはいつも安定しているし歌もうまいし声もでるから、伸びしろが感じられて今後にもますます期待。
レッドカーペットの発音カワユス(^p^) 何故かこの2番聞いてたら、一時ラジオで流れまくってた世界のおわり(?)とかいう方々の「スター」なんちゃらっていう曲を思い出した。(情報曖昧すぎ)


07 RUN FOR YOU
正直イントロが悪目立ちしすぎているが、まあこれはアルバム入る時点で予想はついていたこと。ただ、イントロが残念なだけで、その後持ち直してくるし普通に良曲。

メイキングをリピりすぎたせいか、間奏がくると最後の力を振り絞って頑張って踊りあげていたKAT-TUNを思い出す。特に可愛いたっちゃんを思い出す。


08 あの日のように

ここでやっと優しめJOKER登場TT

意外にも本作唯一のバラードでありしっとり系。後半の盛り上がりが美しい。主旋律だけ聞けばまあありそうな曲なのかもしれないけれど、”仕上がり”が上出来で2位。なかまるくんの「忘れられない」以降素晴らしい。盛り上がりの美しさに一役かっているのは彼。もちろんJOKERも。
5人横一列に並んでスタンドマイクで歌ってほしい。アイラキみたく。


09 ずっと
うわあなんだこの怪しい歌詞は。
でもまずメロディから。これはもう皆さんが…というか亀梨さんが自分でも言っていたようにまさにヒーリング系ですね。でもね、わたし、なんと、嫌いじゃない。 「好き」とかじゃなく「嫌いじゃない」というレベルで大文字にすんのってどうなのと自分でも思うけど!笑 そもそもロック系じゃない限り聞いた瞬間「キターーーーー!」って思うことって少ない。そういう意味で聞いた瞬間興奮した、とかではないんだけど、聞き入ると、おおよくできてんな…と。音にこだわったと言っていたけど、それがよくわかった。

あーもう、この後ろで鳴ってる赤ちゃんの心臓の鼓動を思わせる音が何かを物語っているようでこわい。

なんか全体的に禁忌的な愛を思わせるな。具体的ではないからなんとも言えないけど。「君」が居るのに「君」の描写はないし、どこまでが事実なのかわからない。でもちょっと妄想していいですか。これ聞いたときさ、浮かんだのは、精神的もしくは身体的な病に苦しむ「彼女」なんですよ。流れ星を見た亀梨さんが願うのは彼女の回復と、回復すれば必然的に訪れる2人の未来。そんで、えーっと、あっここらからはピーーーーーが入るからやっぱ書けない!(^p^) 

「温もりを分かち合おう」の「温もり」ってのはつまり後ろでずっと刻まれている「心臓の鼓動」であって、イコール「生きていることの確認」でしょ?? この鼓動がずっと途絶えませんように、でしょ?? ←考えすぎww

てか「離れられない 伝えきれない それでもずっと抱きしめていたい」がひっかかる…。「離れられない」と「伝えきれない」ってこうやって並べる歌詞ではない気が…「それでも」っていう逆説につながってこないし…。というより別に並べてるわけじゃなくて個々に独立してんのかなあ。もしくは「伝えきれない」ってのは「いくら抱きしめても伝えきれないけど、それでも」って意味なのかな、それならまあ納得だけど。←だから考えすぎww

でも「見えないから心探すの?」の部分は好き。「そばにおいで」が最重点ポイント。「(大丈夫だから・怖がらないで)そばにおいで」って勝手に解釈。笑




まっ、実際はまったくこんなイメージじゃないんだろうなww 亀梨さん「野外だったら星空の下歌いたかったー」とか言ってたし。個人的にはノルウェイの森的な排他的な場所で歌ってほしいんだがww まあそういう場所なら必然的に星綺麗かww

あー亀梨さんが歌う「愛について」聴きたくなってきた!そしてわたしはここで時間をとりすぎた!笑 多分一般的にはそこまでひっかかる歌詞でもないのに!世界一浮いててごめんなさい!
 

10 SMILE FOR YOU
まじかけ…?笑 君にまじかけ泳ぐ、ってどういうことなんだろw わたしまだ歌詞カード見てないから何言ってるかわかんないけどw 
これはイントロからしてゲームCMだけでなくラジオ番組でも使えば良いと思うよ!


11 儚い指先
個人的に新曲の中ではダントツの良曲。とにかくコーラスが美しすぎる。誰の声も邪魔していない。5人の美しい声だけを集めてまとめあげたかのよう。(ま、他のコーラス入ってるけど…)
柔らかくて繊細でこの歌こそ優しく摘み取りたい。

これはどこにもっていっても恥ずかしくないな。
例えばこの曲なら、ジャニーズ系の曲にまったく興味ないもしくは苦手な恋人との夜のドライブ中、さりげなくこの曲を掛けてもまったく突っ込まれない自信あり(…) まあわたしにはそんな素敵な恋人がいないんで、どなたか試してください(´∀‘) 

「叶わない想いにの亀梨さんの声の美しいことTT 今回のアルバムの中で最も美しいかとTT

 キ ス を コ ー テ ィ ン グ し て  
 ねえ、どういう思考に至ったらこんな歌詞が生まれるんだろう。笑 

あとわたし、「会えないよってツィーティングして」の響きが大好き。歌詞ってそのものの意味やセンスも大事だけど、どう聞こえるかっていう響きやメロディーとのマッチングも大事だよなーとしみじみ。


12 ~again
おーこれは90年代風ですね、何から何まで。 良い!素晴らしい出来! 今回唯一季節感がある歌かな。 とにかくこの詞を書いているたっちゃんを想像するとかわいい。萌


13 CHANGE UR WORLD

ギャーーーーーーーーーーーーーー!!! アルティメに並んでもうほんっと優等生! いつどこで聞いても同じ安定感、そして薄れない存在感! でもやっぱ後半にいれて正解! 頼りにしてたんだよ君には…!(…)
こだわりぬいた打ち込み使用とキーボードにドラムにギター… 差し迫ってくるような間奏にJOKERで更に追い上げ、上田田口で世界に引き込まれ、中丸の甘いボイスで引きに引き、そして最後に驚くような亀梨シャウト!! あっぱれ5人。君らの勝ちです。


14 DANGEROUS CAT ~MAKE ME WET~
もうだめ。私このイントロ流れただけでニヤっとなって、最後までニヤケがおさまらんw こきたん可愛すぎる。女目線でっていうのは知ってるけど、それは置いといて、はいはいこーきは猫ちゃんねw っていう感想しかないw 代官山からジャングルに迷い込んだかとww やっぱり何かしらの賞をあげるべき。こきたん最後の最後に頑張ったなー。


15 歩道橋

歌詞に春夏秋冬の作詞家さんが関わっている。SMAPのオレンジあたりを思わせる。
これ歌ったら相当気持ち良いんだろうなーと思う。それもメンバーの人気に繋がっているのではないかと予想。「そんな全てが」のなかまるくん、好き。

最初はメンバーが良い良い言うから期待しすぎたなあと思ってたけど、今じわじわキテる。聖が絶賛していたってのもあるけど、本当に聖が好きそうな歌詞だ。特に後半。こういう歯がゆい経験があるのだろうか。笑 

これは一番PV作りやすいだろうな。夕暮れどき、歩道橋で、5人それぞれのシチュエーションがあって、でも最後には歩道橋の手すりから手を離して、その手にカメラがズームインしたりなんかして、でもだからってどん底な顔してるわけでもなくて「それでもいい」で締める感じ。

わたしは後半のラップっぽく歌う感じが苦手なんだけどこれはあまり気にならなかった。ただ最後の締め方、もう少し末尾に重さが欲しかった。でもその代わり「変わっていかなぁぁ~い」と亀梨さんのん~♪ があるんだね。

右手に夢 左手に君 欲しいものはそれだけでした ……そうだったんですか、じゃなくて……何その突然且つ素直な告白……かわいいんですけど……。この歌詞ほんと憎めない……。


16 WHITE

 生 き て て 良 か っ た !(…) ありがとうWHITE! WHITEの作詞作曲に関わったすべての皆様!

KAT-TUNの幸せ祈れるこの喜びをぎゅっと抱きしめ明日へ進もうと思います。



17 SOLDIER
おお、LOCK ON系と思ったらやぱ作曲者同じ。 同じ系統で始まり締めるて珍しい。TABOOやNMP系ではなせない技。ここでバラードもってこなかったところがすばらしい。

なんかFF系のゲームを思わせる。笑 黒いツルテカマント被って歌えばいいのでは!

タイトルが良いよね!兵士・兵隊…いやこれは訳さないほうが良いね、笑

このアルバムの最後の最後を飾る詞が「進め LIKE A SOLDIER」てかっこいい。これからも前へ向かって同じ方向を見つめ走る5人を思わせます。

どんな歌詞でもそうかもしれないけど、Cメロで一味違った歌詞をいれてくるとこも良し。

うん!ってことで、この曲自体もだけど、締めに持ってきた曲という意味で良い出来でした!

しかしこれは一番歌いにくい曲ナンバー1だろうな!笑 かつんよく頑張った。拍手。



00 CHAIN(OF LOVE)
きっとみんな言ってるだろうけど、デビュー前の曲たちを思わせる!好きだこれー!Aメロがサマリーっぽい!笑 いやっ、これほんと良いよ!ライブで聞いたら盛り上がりそうー

”俺らは離れずここから君を見続けている永遠に” (?)
聖のラップ詞が一番好きv





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ということで。一言といいつつ長くなった気がしなくもないけど、とにかく素晴らしいアルバムでした。本当にありがとう!

もうほんと、今回のアルバムを一通り聞いて、「アルバムの良さ」ってのを痛感。
シングルって事務所の意向があったりしてなかなかシンガーの主張や好みを発揮できないと思うんだけど、反対にアルバムはある程度自由に選曲できるから。その時のシンガーの想いなんかがそのまま反映されたり。

それにアルバム曲メインでツアーが構成され、アルバムはそう頻繁に発売されるものでもないからその一年のカラーを決めてくるものだと思うし、例えば数年経ってそのアルバムを一から聞くと、当時のツアーが蘇ってきたり…… そういう意味でもすごく良いものだ。

個人的にはこうやって大人っぽい曲を歌ってもらえることが嬉しい。別に10代でも大人っぽい歌は歌えるんだけど、自分たちで選曲してアルバムにいれてきたことに意味がある。

「CHAIN」を徹底的に大事にして、いろんな意味で今後への期待が高まる一枚でした。本当に5人に大拍手。以上!!